キャリコンまぁさのキャリアもシンプルな構築で。

一個人として、またキャリアコンサルタント・コーチとして感じたことを綴っていくブログ

こどものひによせて~私信~

子どもと呼ばれなくなって

どのくらい経ったのか?

 

 

年齢的にはまごうことなき

オトナではあるけれども、

大人であるといった自覚は

なくて。

 

ただ、子供時代に対して

懐かしさを感じたり、

戻りたいという思いは

微塵もなく。

 

ただひたすら

大人になりたかった。

自由になりたかった。

 

起床・就寝の時刻から始まり、

食事の選択、

思考や行動の自由、

経済的な自由、

人間関係の選択の自由、

そして何より

両親の呪縛から

解き放たれたかった。

 

…完全なる両親の呪縛からは

解き放たれてはいないけれど。

それでも、

親元から離れ、

自分で糊口をしのげるほどの

経済的自立ができ、

都市部に暮らすことで

濃厚な人間関係から

離れられることが

できているのだから、

子供時代の自分が見れば、

随分と幸せな生活を

送っているように思えるんじゃ

ないかと。

 

何より、子供時代の私が

望んでいたのは、

自分が思うことを言いたい、

とんでもなく変わった人扱いを

されたくない。

その思いが一番だったと思う。

 

多様性が普通になったらか、

都会だからか、

それとも大人だからか

解らぬが、

子供時代ほど

変わった人扱いをされず

穏やかに暮らせていることが

大変ありがたく感じている。

 

だからこそ、思うのだ。

今も何らかの理由によって

辛い思いを抱えながら

暮らしている子どもが

いると思う。

私の辛さなどと

比較すべきものでは

ないくらいの

苦しみを感じている子どもも

いるに違いない。

 

それでも、未来は

今とは違うものが

見られるかも、

体感できるかもしれないから、

諦めずに前を向いてほしい。

前を向く為に必要な大人は

必ず存在しているから、

手を伸ばしてほしい。

手を離すことになる大人も

いるが、

手を離すことは

冷たい人間でも、恩知らずでも

何でもない。

子どもにしがみつき

しゃぶり尽くそうとする

大人の方が冷酷である。

過去にどんな繋がりが

あろうとも、

そのようなことは

気にする必要もない。

 

かつて子どもだった者が

世界を子どもたちに

順送りしていってるから

今よりいい世の中で

渡せたらいいなって。

かつて子どもだった

記憶を心に留めて

これからも生きて

いきたいなと

そう思ったのでした。