キャリコンまぁさのキャリアもシンプルな構築で。

一個人として、またキャリアコンサルタント・コーチとして感じたことを綴っていくブログ

あぁ君は「走りながら考えろ」という言葉を真に受けてしまったんだね

言われるがまま

勢いよく始めて、

問題にぶつかって、

対応したはいいけれど、

穴が目立っちゃっているんだね。

 

残念ながら、今のあなたには

「走りながら考える」のは

向いてる方法じゃないよね。

 

 

上司が焦るあまり、

若しくはただ逸った心を

抑えられないばかりに

部下に言うわけです。

 

 

こちらとしては、

上司にこそ言ってやりたい。

「考えた上でものを言え」と。

 

自分がその方法でできるからと、

部下も同じくできるなどと

楽観的に思っているだけで

口にしているのか?

走らせる前に

途中でどのようなことが

起きる可能性があるのか、

それに対して、

事前にできることは何か、

どういう方向で

解決していけばいいのか、

大枠でも示したのか?

 

 

「走りながら考える」ことは

どんなに準備をして、

対策を練ったとしても必要で。

アクシデントや難題は

時も場所も選ばないから。

 

 

 

でもね、いきなり走ったら

ダメなんだってば。

準備運動やストレッチもなく、

ましてやコースの状況も

知らないまま

ラソン走らせるのと

変わりないんだから。

 

いきなりできる人は

特殊能力者。

いなくはないけれど、

そんな人と自分が

同じでは・・ないよね?

 

 

普通の人で

できる人っていうのは、

十分経験値がある人。

考えずに始めたように見えても

頭の中で短時間のうちに、

ゴールとスタート位置を確認し、

どこが問題となるのか、

どんな対策が必要なのか、

予め協力や根回しが必要か、

シミュレーションを済ませ、

必要なら手はずも整えた上で

走り出している。

 

分かりやすく言うと、

段取りを付けたかどうか。

走りながら、

どっちへ行ったらいいか

考えるのでは

効率悪すぎでしょう?

それに、

困って窮地に陥ってから

助けを求められたって、

十分にフォローは

できないし、

予め想定できたことや

対応できたことを

やっていないのであれば、

手落ちと言われても

しょうがないよね。

 

経験値が溜まるまでは、

上司がどんなに焦らせてきても

スタートとゴールの場所、

そして予想される道のりを

把握してから始める方が

最終的に迷子にならずに済む。

 

日常の小さなことからでも

訓練を積み重ねることで、

いざ、事前に考える余裕なく

実行しなければならない時、

その経験が活きてくる。

 

 

そうは言っても、

仕事はあなたの成長を待っては

くれない。

「走りながら考えられる」ように

なるのにはね、

ラソンや駅伝で、

給水所があったり、

タイムやラップを

伝えてくれる人がいるでしょ?

上司でも先輩でも同僚でも、

今後の行先やペース、

対応策を示してもらえるよう

協力を仰いでしまうこと。

ゴールまで行きつくこと。

とにかくゴールまで行くことで

自分の経験値を上げてしまう。

たくさん指導されるし、

怒られたー!って

なるかもしれないけど、

自分の能力を拡げられる

機会だから。

 

 

「走りながら考えられる」

人材は、

どこの企業でも重宝される。

ぜひとも、あなたにも

身に付けてもらいたい。